弘邦医院お知らせ

紫外線を吸収しやすくなる!?

グレープフルーツは夜摂るのがいい 皮膚がんが増えるとの報告も こんにちは、弘邦医院院長の林雅之です。今回のテーマはグレープフルーツについてです。ジュースにしたり、絞って焼酎に入れたりしている人が大勢おられると思います。思い出しただけで口の中に唾が出てきそうです。 ビタミンCや抗酸化物質であるリオピンがたっぷりのグレープフルーツですが、紫外線を吸収しやすくなるので紫外線が強くなるこれからの季節はお肌には大敵だとご存知でしょうか?グレープフルーツには光毒性物質がもまた多く含まれており、紫外線に対する皮膚の感受性を高めて皮膚にダメージを与える可能性がある、という考え方があるからです。ある研究ではわずかながら皮膚がんになる可能性が高まると報告しています。もっとも、その効果は数時間で消失しますから、気になる人はグレープフルーツは夜食べたり、飲んだりするといいかもしれませんね。

新型コロナに低線量放射線療法が効く!?

20世紀初頭の放射線治療法に注目 =スペインの研究チームが論文発表= こんにちは、弘邦医院院長の林雅之です。今回のテーマは「新型コロナに対する低線量放射線療法」です。専門過ぎてなんのこっちゃ、わからん、そういわれそうですが、お話ししましょう。要は薬でなく、放射線治療で重度の新型コロナ肺炎の患者さんを救おうという試みです。 現在、新型コロナの治療薬はなく、世界中でさまざまな薬剤が試されています。しかし、決定的な薬は見つかっていません。そんななか、多くの死者を出しているスペインの治療チームから、放射線を使った、古くて新しい治療法が提案されているのです。抗生物質が発見される前の20世紀初頭では肺炎治療にこの治療法が使われていました。肺炎は肺に吸い込んだ酸素と血液中の二酸化炭素をガス交換する場である、肺胞に炎症が起きる病気です。その原因となる、リンパ球をターゲットにして放射線をかけることで重篤な肺炎患者に見られる、サイトカインストームを阻止しようとする治療法です。その後抗生物質の発見で、この治療法は廃れてしまいましたが、新型コロナウイルスによる重度の肺炎が急激なサイトカインストームから発生し、それが致命傷になるのであれば、低線量放射線療法で治療するのは有効ではないのか、というわけです。 実際、新型コロナウイルスの治療薬の中には、サイトカインストームの原因物質であるインターロイキン6を始めたとした炎症物質を抑え込む薬剤が有力視されています。ならば、市中病院にも豊富な放射線治療装置を使うことで、重度の新型コロナ肺炎患者さんの治療を行う方が、薬の承認を待つより良いのではないか、というわけです

卵について

こんにちは弘邦医院院長の林雅之です。本日のテーマは「卵」です。昔から卵は栄養バランスのとれた完全栄養食品といわれています。完全栄養食品とは、健康を維持するために必要な栄養素を含む食品のことで、タンパク質、脂質、ミネラル、ビタミンがバランス良く含まれています。とくにたんぱく質は必須アミノ酸9種類を豊富に含んでおり、別に食物繊維とビタミンCを食べれば栄養的には事足りるといわれています。ところが、この完全栄養食品の卵も長い間食べ過ぎてはいけないといわれてきました。それはコレステロールが多く含まれているため、食べ過ぎると動脈硬化が進み、心筋梗塞や脳梗塞のリスクを高めるのではないか、と考えられてきたからです。 その考えに賛成する研究者と反対する研究者が長い間議論を戦わせてきたのですが、ようやくその結論となる研究論文が英国医学雑誌に今年3月、発表されました。 研究の対象となったのは女性看護師のデータ2つと男性医師のデータ1つの計3つのデータです。21万5000人余りを1カ月以内に卵を1個未満食べる人、月に1~4個未満の人、週に1~3未満、3~5未満、5~7未満、1日1個以上の6つに分類して心臓病や脳卒中の発症との関係を最大32年間追跡調査したところ、1カ月1個未満でも1日1個以上でも変わらなかったというのです。つまり、研究を信じる限りは卵を何個食べようが大丈夫ということです。私も卵は大好きです。今日からはコレステロールを気にせず自由に食べることにします。

新型コロナウイルス ビッグデータで闘う

17日放送のNHKスペシャル「新型コロナウイルス ビッグデータで闘う」について こんにちは弘邦医院の林です。本日の話題は17日午後9時からNHKで放送された「新型コロナウイルス ビッグデータで闘う」についてです。ノーベル医学・ 生理学賞を受賞した京都大学の山中伸弥教授や大阪大学の宮坂昌之先生など、民放では出演されない、専門家の先生がご出演されておられ、興味深い話をされておられました。ご覧になった方も大勢おられると思います。肺炎を起こす新型コロナウイルス感染症が最近になってなぜ全身の病気であると言われるようになったかなどを解説してくれる、とてもためになる番組でした。流石NHKさんです。 ここで番組をご覧になれなかった人向けに解説しましょう。番組では新型コロナウイルスの報告から世界中の医師や研究者が発表した5万本余りの研究論文をAIにより仕分けして、感染の成り立ち等を分析したものです。それによると、新型コロナウイルスはACE2という細胞表面の突起物にウイルス表面のスパイクタンパク質が結合し、それが融解されることで細胞内に侵入します。細胞内に入るための入り口となるACE2はこれまで気道や口腔内にしかないと思われてきたのですが、心臓や腎臓、肝臓、精巣、卵巣など多くの臓器に存在することがわかってきたのです。驚いたことにこのACE2は血管内皮にも存在しており、血管内皮に侵入すると全身の血管を成している細胞に感染することになります。その結果、血管が血液を供給している全身の臓器に感染してしまうのです。 さらに感染した細胞ごと新型コロナウイルスごと殺してしまおうと、サイトカインと呼ばれる主に免疫

新型コロナ 飛沫よりも飛ぶ!?

「おならで感染」説について考える =本当なら感染源はトイレ= こんにちは、弘邦医院院長の林雅之です。本日の話題は「新型コロナはおならで感染するのか?」です。また~、何ふざけているの?と言われそうですが、そうではありません。新型コロナウイルスの感染経路としては上・下気道が知られていますが、それ以外にも存在していて腸もまた、新型コロナウイルスが存在すると言われているのです。実際、豪州の医師が新型コロナウイルスの感染者を調べたところ、55%の人の糞便から新型コロナウイルスが見つかったというのです。 この医師は以前、パウダーを使っておならが予想以上の飛距離があることを調べていたこともあり、「おならで新型コロナが感染する」と主張しているというわけです。しかし、これには多くの医師が反対しているようです。 というのも、ある研究者が、下着とズボンをはいた人のおならと下着なしの人のおならを比べてバクテリアを調べた実験があるそうです。ズボンから5センチ離れたところにシャレ―をおいて、おならをしてもらい、シャレ―に残ったバクテリアを調べたのです。その結果、下着をつけてない方のシャレ―からはバクテリアは検出されましたが、毒性のあるものではなかったそうです。 つまり、普通にズボンをはいていればウイルスや細菌といった病原体をまきちらすことはないということです。 では、ノーパンでならどうなるか、ですか? それはわかりません。ズボンも下着もつけない状態で大量のおならを浴びれば、感染する確率はあるかもしれませんが、そもそもそんなシチュエーションは考えられません。少なくともいまのところ、おならで感染したという事例

新型コロナから何を学ぶのか

新型コロナ  思い出す「階上中学生の答辞」 「自然の脅威にもっと謙虚になるべきではないか」 こんにちは院長の林です。本日の話題は「自然の脅威についての考え方」です。いま新型コロナウイルスから逃れるためにさまざまな取り組みが行われています。「3密」「マスク着用」ソーシャルディスタンス」…。これまでの生活様式を一変させるもので、皆さん少なからずストレスを感じておられると思います。もちろん、私も不自由を感じています。みなさん同様、一刻も早く非常事態宣言が解除にならないかなあ、と願っています。先日、仲間内とお酒を酌み交わしたい、と強く思うことがありましたが、そのときある言葉がフッと頭をよぎりました。 「自然の猛威の前には人間の力はあまりにも無力で、私たちから大切な物を容赦なく奪っていきました。天が与えた試練というにはむご過ぎるものでした。辛くて、悔しくてたまりません。(中略)生かされた者として顔を上げ、常に思いやりの心を持ち、強く正しくたくましく生きて行かなければなりません。命の重さを知るには大き過ぎる代償でした。しかし苦境にあっても天を恨まず、運命に耐え、助け合って生きていくことがこれからの私たちの使命です」 これは東日本大震災で被災した、宮城県気仙沼市階上(はしがみ)中学校の卒業式で卒業生代表が読み上げた答辞の一部です。NHKニュースでも取り上げられたうえ、文部科学白書にも取り上げられたそうですから、ご記憶のある方もおられると思います。 溢れそうな涙を懸命にこらえながら前向きに将来への決意を語る15歳の姿に感動し、私も涙したものです。 「苦境にあっても天を恨まず、運命に耐え、助け合

重度の新型コロナ患者の体の中で何が起きているのか?

「水におぼれる感じ」 =サイトカインが致命傷に= こんにちは、院長の林です。本日の話題は前回同様、「新型コロナウイルス」についてです。不要不急の外出自粛により、昼間にテレビを見ることのない人もテレビを見ていることと思います。そこでは連日連夜、新型コロナウイルスの番組が流されているため、その情報に詳しくなった方もおられるでしょう。 ところが、新型コロナの周辺情報は詳しくなったものの、なぜ新型コロナが怖いのか、十分理解している人は意外に少ないようです。とくに、新型コロナウイルスの患者さんの多くが「ベッドの上にいるのに水に溺れている感じがする」という意味を理解できない人が多いことと思います。そこで今回は、新型コロナウイルスが起こす肺炎についてお話しします。 肺は非常に目の細かいスポンジ状の組織で気管支の末端には「肺胞」という空気がたまる小さな袋があります。例えていうならブドウの房のようなものです。気管支という枝の先に肺胞というブドウの実がなっているのです。肺胞の壁は「間質」と呼ばれ、周りには毛細血管が網の目のようにはりめぐらされ、酸素をとりこみ二酸化炭素を取り出すガス交換をしています。 中国の武漢の病院や横浜港に停泊したクルーズ船の新型コロナウイルス感染症の患者さんの肺を見ると、肺胞の壁が厚くなり、肺胞内には水がたまっているのがわかります。また、肺炎で死亡した直後には、液体が肺胞にたまる「肺浮腫」がうつっていたことが確認されています。 実は新型コロナ肺炎は、肺の間質に集まった血液細胞から、免疫にかかわる「サイトカイン」と呼ばれるたんぱく質が過剰につくられ、免疫が暴走するためだと考えら

「コロナのつま先」って何?

しもやけのような赤の斑点が… =世界中で報告= こんにちは、弘邦医院院長の林です。今日の話題は「コロナのつま先」です。何のこっちゃわからん!と思われるのは当然です。実は新型コロナに関係する言葉で新型コロナに感染した患者さんの多くみられる「痕跡」のことを指します。新型コロナは肺炎を起こすとされています。ウイルスの侵入口を持つ細胞が、肺の奥にたくさんいるからです。その細胞に侵入して支配した後、隣接する細胞に次々と感染拡大していくのです。ところが最近、その過程で全身の血管に炎症を起こすことがわかってきたのです。血管で炎症が起きると血液が固まります。大きな血管である心臓や脳で血栓により血管が詰まると心筋梗塞や脳梗塞や脳出血が起こります。小さい血管に血栓ができると、皮膚の下に小さな赤い斑点のようなものが現れます。これを点状出血と呼びます。とくに血栓で詰まりやすいのは体の末端で、脚の先などではしもやけのように赤くなることがあるのです。そのため「コロナのつま先」と呼ばれているというわけです。報告からすると発熱などの症状が出て2~3週間後にできるようです。皆さんはどうですか?

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