赤ワインについて

こんにちは、弘邦医院の林です。

今日の診療は平常通り、午前・午後です。

さて、本日のテーマは「赤ワイン」です。

若い女性を中心にブームになっていたことを覚えている人もおられるでしょう。かつてはクリスマスのレストランでは赤ワインで乾杯するカップルが結構いたように思います。中高年の男性のなかには若い女性をレストランに誘い、飲みなれない赤ワインを付き合わされて閉口したという方もおられるかもしれません。

ではなぜ赤ワインがブームになったのでしょうか? それは赤ワインが動脈硬化予防になると話題になったからです。フランス人はバターや肉といった動物性脂肪をたくさん摂っているのに心筋梗塞などの心臓病による死亡率はヨーロッパで最も低い。それはフランス人が赤ワイン好きで、ポリフェノールが豊富な赤ワインが悪玉LDLの酸化を邪魔して動脈硬化を防いでいるからだと聞かされたからです。

 しかし、賢い人なら「ちょっと待てよ。日本人はフランス人並みに心臓病になる人が多かったっけ?」と考えるはずです。いや考えるべきでした。そうすれば、赤ワインが動脈硬化予防に役立つのが本当であったとしても、赤ワインを飲むことが日本人の健康に決してプラスにならないことに気づいていたはずです。

まず、日本人は慣れない赤ワインをわざわざ飲まなければならないほど心臓病が多いわけではありません。心臓病の発生率は世界でも低い方で、心臓病による死亡率もフランス人よりも下なのです。つまり、本当にフランス人が心臓病などを起こす動脈硬化予防のために赤ワインを飲んでいたとしても、フランス人よりも心臓病のリスクが低い日本人が真似する必要はありません。

 むしろ、心配なのは、お酒による影響です。フランスは肝臓がんの死亡率が他の欧州諸国の2~3倍も高いのです。ご存じかもしれませんが、日本人は欧米人に比べて遺伝的にアルコールを分解する能力が大きく劣っており、お酒による健康被害をうけやすい。つまり、健康のために赤ワインを飲むプラスとマイナスを考えてみれば、赤ワインを飲むメリットは大きくはないのです。

 もちろん、赤ワインは美味しいから飲むのであれば、問題ありませんが、健康のために無理して飲むのはいかがなものか、と思うのです。

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