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新型コロナは血液型で決まるって本当なの?

こんにちは弘邦医院院長の林雅之です。本日のテーマは「血液型と新型コロナ」についてです。皆さんの中にはそんなの関係あるのか?と

いぶかる人もおられると思います。しかし、近年、ABO式血液型は病気のなりやすさ、重症化しやすさと関係していることがわかっています。例えば、アフリカでは蚊が媒介する貧血病があります。これはO型の人はなりにくいことがわかっています。新型コロナと同じコロナウイルスの感染で生じるSARS(急性重症性呼吸器疾患)も同様に、O型の人はなりにくいことが知られています。

 そもそもそもそも血液型はオーストラリアの生物学者の発見が出発点だといわれています。この研究者が人の血液に他人の血液を混ぜると凝集する場合と凝集しない場合があることに気づき血液には合わない型と合う型があることを発見したのです。

 つまり、血液型とは血液の固まりやすさ、固まりにくさを示すものであり、新型コロナウイルスの重症度は実は、肺や心臓、脳や腎臓での血液の固まりやすさ、にくさによって左右されるというわけです。

 実際、新型コロナウイルス感染症を発症し、呼吸機能が低下して酸素吸入または人工呼吸器が必要になるリスクは、血液型がA型の人で45%高く、O型の人では35%低いことが、イタリアとスペインの患者を対象に行われた研究で明らかになっています。

 
 
 

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