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気になるポッコリお腹を解消する

こんにちは、弘邦医院院長の林雅之です。本日のテーマは「ポッコリお腹の解消」です。皆さんの中には、ズボンのベルトがめり込むポッコリお腹をなんとかしたい、と考えている人も多いと思います。薄着の夏では目立ちますからね。しかし、一度だぶついたお腹を引き締めるのは容易ではありません。

大抵の人は腹筋運動すればいい、と思うようです。しかし、お腹のたるみは腹筋だけ鍛えても解消しません。太ももの裏など、お腹を支えるための筋肉全体のたるみを引き締める必要があります。

歳をとってお腹がせり出してくるのは、筋肉量が減って内臓を支えられなくなるからです。さらに老化で腸の動きが悪くなりガスや便がたまる、内臓脂肪や皮下脂肪がたまるなどが加わり、お腹がせり出してくるのです。

ではどうしたらいいのでしょうか? 私はまず、腸の動きをよくするために体をねじる運動をおススメしています。あおむけに寝て両膝を立てた状態で足を左右に振る、立ったまま、体を左右にねじるなどもよいでしょう。腸の蠕動運動を助ける腸腰筋をほぐすエクササイズも効果的です。手を後ろで組んで両足を肩幅に開き、片方の足を前に出して膝を折り曲げる。時間を見つけてコマメにやるといいでしょう。

内臓脂肪は、ご飯などの炭水化物を抜けば簡単に減らすことができます。問題は全体的に弱体化した筋肉をどう鍛えるかです。

ひとつのやり方としては歩き方を工夫することです。年を取ると歩幅が急速に狭くなります。20代の頃と体形が変わった人は、変わらなかった人と比べて7センチほど歩幅が狭くなるとの研究もあります。意識して歩幅を広げて筋肉を大きく伸び縮みさせましょう。

スクワットも有効です。両足は肩幅程度、つま先はやや外向きにして立ち、ゆっくりとお尻を下ろしていきましょう。できれば、太ももが床と平行になるくらいまで下ろします。このとき、ひざがつま先より前に出ないようにして、できるだけお尻を後ろに引く。ゆっくり立ち上がり、少し曲げた状態で止めます。こうしたスクワットを毎日、少しきついと感じる程度行うと良いでしょう。ただし、スクワットをすると足元がふらつくという人は椅子の背もたれをつかんで体を支えながらやると良いでしょう。

なお、ポッコリお腹の原因が病気の場合もあります。朝起きたときの体重を量り、1日2キロ以上の体重差がある、すねやまぶたにむくみが出るなどの場合は要注意。心臓が故障し、体に水分がたまっている可能性もあります。その場合は病院で診てもらいましょう。

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