脳出血について
- 院長
- 2018年11月16日
- 読了時間: 2分
こんにちは、弘邦医院の林です。
今日の診療は通常通り、午前・午後です。
さて、本日のテーマは、脳出血です。
脳の発作である脳卒中は3つに大別されます。
脳の血管が詰まる脳梗塞と脳の外側を覆う蜘蛛膜と
脳の間のすき間にできるくも膜下出血、それに脳内の血管が
破れて出血する脳出血です。以前は脳出血の方が
多かったのですが、最近は脳梗塞が増えています。
日本人が肉を食べるようになって血管が丈夫になったことに
加え高血圧の治療が進んだことで、脳卒中の患者さんが減ったからです。
とはいえ、脳出血が怖い病気であることに変わりはありません。
脳出血を発症すると、急に頭痛や吐き気、嘔吐のほか、
左右の四肢の麻痺がおこります。麻痺が進行すると、意識が低下し、
最悪、昏睡状態になり、命を失うことにもなりかねません。
出血そのものが止まったとしてもあふれた血液が周辺の脳細胞に
ダメージを与えます。また、遠くの脳細胞も血流の低下から傷つくため、
出血後時間が経った後に麻痺などの後遺症が出る場合があります。
脳出血の最大の要因は高血圧ですから、予防法は血圧を上げる
塩分の摂取を抑えることや肥満の防止ということになります。
そして血圧を短時間で急に上げるトイレでのいきみにも注意が必要です。
50代過ぎると女性だけでなく男性も慢性便秘が増え、
トイレでいきむことが増えてきます。
食物繊維の多い食事や毎日体を積極的に動かすなどをした方が良いでしょう。
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